採用担当者の本音①《インターンシップを開催する理由》
- Category : 人事・採用担当者の本音
- 2020.09.17
こんにちは。
株式会社Daiyuの採用担当 山中です。
学生さん同士のご紹介も増え、
今期すでに450名もの学生さんが受けてくれた
Daiyuのインターンシップ。
今回のブログでは、
採用担当として本音で
「何故インターンシップを開催するのか?」
をお伝えします。
まずは私自身がDaiyuで採用を行うまでについて
少し触れさせていただきます。
既にインターンシップを受けた学生さんは
知ってくださっている方も多いかと思いますが、
私は元花嫁からDaiyuへと転職しました。
自分自身が萬屋本店で結婚式を挙げたことで
人生が変わり、
「こんなに人生に関わってくれる会社があるんだ!」
と感動したとともに、
「Daiyu」という企業の
「人に向き合う姿勢」に惚れ込んで、
ついには転職を決意しました。
今だから言えることですが、その時はとにかく
「ここで働きたい!」という
やる気と勢いだけで門を叩いた状態でした。
<結婚式を担当してくれたプランナーの阿部ちゃんとは今では一緒に働いています>
ウェディング業界のことは全く分かりませんでしたが、
とにかくこの会社でなんでも一からやってみよう!
と思ってのスタート。
そして担わせていただくことになった
「採用」という役割。
やる気は十分でしたが、入社が決まった後に、ふと
「あれ?採用って一体何をするんだ?」
と冷静になり、焦ったことを今でも覚えています。
何しろ採用に関しても全くの未経験。
まずはなんとか知識を得なければと最初に行ったのは、
人事採用関連の書籍を読むことでした。
一般的な採用フロー、企業の採用戦略、
どんな面接を行っているのかと知っていくうちに、
新卒採用においての「インターン」についての
重要性も知ることになりました。
そこからは同じ業界に限らず、
通常はどんなインターンを行っているのも勉強しました。
しかし、そうして世の中で一般的な
採用のスタンダードを知っていくうちに、
インターンシップについて違和感を持ったのが正直な想いでした。
「会社のアピールをしたい」
「自分たちの求める子を採用したい」
といった企業側の都合重視のインターンシップに
ふと疑問を抱きました。
私はただ「人を採用するため」だけにインターンシップを行うのか?
それだけなら他社でも出来ると思いました。
そして、ここで人事採用を行うなら、
枠にハマった「インターンシップ」の形でなくて良いと思ったのです。
そうして、いよいよDaiyuでのインターン設計をするにあたり、ひたすら考え続けたのは
「インターンシップで何をしたいか?」ではなく、
「何のためにインターンシップを行うのか?」
ということでした。
そして考えた末に、行き着いた答えはとてもシンプルで、
「結婚式という人生の節目を通し、人の人生を豊かにする」と同じように、「就職活動という人生の節目を通し、人の人生を豊かにする」ということでした。
これがDaiyuがインターンシップを行う目的です。
そもそも学生の皆さんにとって
「就職すること」はゴールではなくスタートです。
就職するためのインターンシップではなく、
今後の社会人生活をより輝かせるための時間にしたいと願い、ステップ制のプログラムを設計しました。
<昨年の集合写真。人生の節目を大切にするインターン>
それぞれのプログラムごとに、どんなことを掴んで欲しいと思ったのかをお伝えいたします。
学生の皆さんはよく
「つまらなそうに仕事している人にはなりたくない。」
と話してくださいます。
それでは
「正しい選択をし、正しい会社に入れば楽しく仕事が出来るのか?」
それに対しての答えは否です。
どこに入り、何をしようと、
やはり「言われた仕事をやっているだけ」では、
そこに本当の仕事の楽しさややりがいを見出すことは出来ないと私は思います。
何のために自分は働くのか。
世の中や関わる人にどんなふうになってほしいと思い、
仕事をするのか。
そんなことに向き合う3時間です。
ここでは自分自身が大切にしている「価値観」を見出します。
価値観…それは、生まれながらに持っているあなたの素質にプラスして、
これまでの人生で出会った人たちや経験から形成されています。
ご両親から愛された経験や叱られた経験、
視野を広げてくれた先生や先輩、
時にぶつかったり時に笑い合った刺激し合える友人。
そんな、あなたの大切な人たちに育まれ、
あなたが心の中で何を大切に物事を判断しているのかという軸こそが「価値観」です。
これまでの人生を振り返ってみると、
良かったことも悪かったことも含め、
そのすべてがあなたという人を形づくる要素となっているのではないでしょうか?
そう考えると、あなたは決して一人で生きてきたわけではないことに気付くはずです。
そんなあなたが今持っているものは、
他の誰とも違う自分だけの価値観。
その価値観を明確にすることは、
今度はあなたが社会に出て、
誰かに影響を与えたり、
誰かを幸せにするための扉を開くための第一歩です。
この実習では、実際のワークを通し
「人の人生に関わる」という経験をしていただきます。
正直、このインターンを受けた学生のほぼ100%が
「難しい!」と一度は混乱します。
正解がないことを考える作業は、
みなさんの頭を悩ますことと思います。
しかし、悩み、考えることこそが、
自分の人生にも豊かさを与えてくれる経験になります。
誰かの人生に寄り添い、大切に想うこと。
そして、反対に自分が誰かに大切にされること。
難しい!のその一歩先にある、
心の奥底からこみ上げるあたたかい気持ち。
楽しい!で留まらない、奥深い幸せを感じること。
人を想うということがどういうことなのか、
このインターンシップで掴んでください。
<強みや個性が見つけた学生さん輝いていく瞬間を見ることが、採用担当としてのやりがいです>
今の時代、SNSが普及したことで
誰かの幸せをすぐシェアできるようになったことは
便利なことです。
しかし、その一方で、他人と自分を比較したり、
自分にないものを気にする機会が増えていることも事実だと思います。
それでも私は、本来、生きている一人一人に必ず、
他人とは違う素晴らしい価値観・個性があると信じています。
自分のモノサシで幸せを感じれる人を増やしたい。
個性を世の中のために役立てられる
やりがいを知って欲しい。
あなたも誰かへ幸せや感動を
届けることが出来る力がある。
そんなことを伝えたくて、
このインターンシップを行っています。
そして、Daiyuが行っている「採用」は、
決して「私たちが求めている人」を
探しているわけではなく、
それぞれの個性溢れる方との出会いの中で、
この会社が描く未来を一緒に創りたいと思ってくれた時に結ばれる「仲間探し」だと考えています。
皆さんに出会えることを、心から楽しみにしています。