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こんなに泣けるインターンはなかった「学つく2019」レポート ―第1部 チーム形成期編―

  • Category : インターンシップ
  • 2019.09.10

こんにちは。

株式会社Daiyuの人事採用を担当する山中です。

先日の9月3日、学生だけで創る本物の結婚式「学つく2019」を無事に行うことができました。

新郎新婦様のカウンセリングから衣装合わせ、挙式当日の運営の全てに亘って学生のみで行う正真正銘の超実践インターン。

 

学つく準備期間の二週間は、学生さんの様々な涙に触れました。

 

思うようにいかずに悔し涙を流したり、

周りと比べ自信がなくなったり、

緊張で夜も眠れなかったり、

正解が分からず苦悩したり。

 

学つくメンバーの11名は、住む場所も、大学も、学んでいることも異なる大学生。

 

そんな11名が、時にはぶつかり喧嘩したり、時には支え合ったりと、もみくちゃになりながらも、いつしか、普通の大学生から最高のウェディングチームへと成長を遂げていきます。

 

そんな彼女、彼たちの熱く濃い、ドラマティックな二週間をレポートしたいと思います。

 

 

【学つくレポート ―チーム形成期編―】

 

Daiyuのインターンはステップアップ制。

Daiyuクルーズから更に次の2ndSTEPに進み、ここで良い成績を残した学生だけが「学つく2019」への参加権を獲得することが出来る厳しいシステムです。

 

メンバーが確定したのは8月中旬。

1Dayインターン終了後に学生達に向けて、学つく参加者の発表をする時には、ピリっとした緊張感が場を包みました。

 

合格発表をした際の10名のメンバーの反応は面白いほどにそれぞれ異なります。

「やったー!」と盛り上がって喜んでいる子。

受かったら受かったで「本当に私に出来るのだろうか」と不安そうにしている子。

既にグループLINEを創りグループの音頭を取り始めている子。

冷静に配った参加要項をじっくり読んでいる子。

 

そして、合格発表で名前を呼ばれずに泣いている子。

それが大学1年生のてらはるでした。

 

選考落ちした子がぞろぞろと帰り、学つくメンバーのみが残りミーティングを行うなか、てらはるだけは少し離れた席でずっと泣いたまま帰りません。

声をかけると「私、なんで落ちたんですか!?学つくやるために夏休みのスケジュールも全て調整したのに納得がいきません!理由を教えてください!」と熱い気持ちを話してくれました。

今回の選考に落ちた理由を話しても、「絶対に挽回しますから!」という強い意志は変わりません。

目標に向かってまっしぐらな気持ち、何よりそれほどの情熱を持っていることは仕事をしていく上で最も大切なこと。

てらはるの姿勢に新卒2年目のDaiyuプランナーも心を動かされ、「てらはるを合格にしてあげましょう!」と言葉をもらうことが出来ました。

こうして、てらはるは持ち前のパワーで見事学つく参加権を掴み取ります。

こうして1名繰り上げ合格となり、11名のウェディングチームが結成されました。

 

この日から三日後、いよいよ新郎新婦様との顔合わせ、そしてカウンセリング当日を迎えます。

午前中は各自読み込んできた新郎新婦様のプロフィールを基にカウンセリングの準備を行うメンバー。

そして、いよいよ千葉から鎌倉にカウンセリングに来てくださった嘉数夫妻、お子様と初めての対面を果たします。

カウンセリングを担当したのはチームリーダーのまがりんと、メンバーの中で唯一一人のメンズ、しもじー。

 

打合せがスタートし、開始30分。

まがりんとしもじーは緊張からか、なかなか上手く会話を盛り上げることが出来ず、苦戦していました。

インターンのロールプレイングでは上手く出来ていたはずのカウンセリングなのに、お二人の本心を聞くどころか、事前に伺っているプロフィール以上のことを聞き出すこともままなりません。

しもじーは口数が少なくなり、まがりんは焦っている状況。

そんななか、他のメンバーはというと、隣のテーブルで会話の内容をメモしたり、聞いているだけの苦しい状態が続きました。

それぞれ、この状況をどうにかしなければと思っているはずなのに

「今私が言うべきじゃないかな?」

「これを言ったらまずいかな?」と探り合いをしている時間が続きました。

Daiyuスタッフから何か説明や助け舟を求めているような、そんな不安と緊張感。

 

みんなの心にあるのは

「しっかり準備してきたはずのカウンセリングなのに、上手くいかない…。」

みんなの焦りが頂点に達したところで、一度、新郎新婦様には席を外していただき、Daiyuスタッフから学生たちへのフィードバックを行います。

 

一人一人が「学つくに参加したい!」といっていた熱意はどこへいってしまったのか。

まがりん一人に責任をとらせ、みんな聞いているだけの状況で、良い結婚式を創ることが出来るのか。

何のためにこのインターンへ参加を決意したのか。

 

そこで、学生たちにもう一度、今日のカウンセリングの時間をどのように進めるか、考える時間をとってもらいました。

 

15分間、学生たちのみで話をしてもらい、最終的に学生さんたちが出した答えは

 

『私たちが輪になって全員でカウンセリングを行いたい』

 

そんな言葉でした。

急いでセッティングを直し、再度新郎新婦様にカウンセリングのお時間をいただきます。

さっきと異なり、みんなの心にあるのは

「私もこのチームの大切なメンバーなんだ。誰かのせいにするのではなく、全員で結婚式を創るんだ」という気持ち。

 

さっきまで黙っていたメンバーも今度は積極的に話すようになり、

ついに、さんごがついに本質を捉える質問を投げかけます。

 

「お子様を身籠ったことが分かった時はどんなお気持ちだったのですか?」

 

この一言から、場の空気が変わりました。

 

新郎新婦様は若くしてお子様を授かり、結婚するときにはご両親にたくさん心配もかけたこと。

それでも、その時に絶対に家族になることを強く決意したこと。

今、こうして子供を二人設け、過ごす日常を何よりも大切に感じていること。

自分が親になって改めて、ご両親のすごさに感謝していること。

そんなエピソードを涙ながらに新郎新婦様が語り始めてくれました。

今、思うと、みんなにとってはこの瞬間が本当の意味での学つく2019のスタート地点だったと思います。

 

緊張していた前半とは打って変わり、新郎新婦様の表情も段々と柔らかく、笑顔になっていきました。

こうしてプレセミナー初日から大きな波乱があった学つくメンバーですが、なんとか無事に終え、記念写真。

この日は、みんな新郎新婦様をお見送りしたあとも、今日の内容をまとめたり、夜遅くまでみんなで話し合いを重ねていました。

お互いがどう感じたか、次に集まるまでに何をすればいいのか。

そんなコミュニケーションを取り、少しずつチームの形が見えてきた11名。

終了時間になったあとも、この日はメンバー間でお互いを知ろうと自主的に集まっていたそうです。

 

みんなそれぞれ学校も違い、共通するものは「学つくを成功させる!」という想いだけで集まったチーム。

最初は、みんなが遠慮しがちでしたが、ここからは徐々にそれぞれが役割を持ち、奮闘していきます。
 
【続編】
「学つく2019」レポート 第2部チーム混乱期
 
「学つく2019」レポート 第3部チーム統一期編

 

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