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「人間的成長」を遂げ、自分の強み・売りを見出す半年間インターンシップ開幕!

  • Category : インターンシップ
  • 2021.11.05

こんにちは。
株式会社Daiyuの採用担当 山中です。
Daiyuでは学生さん向けに開催する「スタートアップ研修」が3年目を迎えます。
 
この研修は就職活動を行う大学3年生を対象に、
弊社取締役の鈴木が講師を務める半年間のプログラムです。
「就職活動が本格化する前に自らにイノベーションを起こし、人間性・人間関係を高め、希望する企業への内定を掴める自分自身を創る」ということを目的としています。
学生さんが自身のミッションを明確にし、自らのビジョンを描き、必要な技術や考え方を習得していくことにコミットしています。
 
10月、その記念すべき「23新卒スタートアップ研修」の初回講義を行いました。
 

《真剣な目で話を聞き、必死にメモを取っている研修生たち》
 

《研修参加メンバーは関東・関西から集った13名》
 
研修メンバーはほぼ初対面で緊張感もあるなかのスタート。
半年後の自分がどうなっていたいのかという「なりたい姿」を明確にし、
一ヶ月の課題設定をグループで行っていきました。
 

 
 
今回のブログでは、この研修に携わり、採用を担当している私自身の考えや、この半年間の学生さんへの向き合い方を書きたいと思います。
 

― 山中が考える「人間的成長」とは? ―

 
私が考える人間的成長とは「これまで学んできたことを、社会で生きる力にすること」。
生きる力とは『「他人のために何かをすること」「与えられるのではなく、与えること」の意味を知る』ことではないかと思っています。
 
「学生さん」は「学ぶ」ことが本来の役割です。
そのため、先生や先輩など常に誰かが教えてくれ「言われた通りに努力できること」が「良い子」だと評価されることが多かったのではないでしょうか?
 
しかし、社会人になるとがらりと立場が変わります。
今までの「与えてもらう」立場から、自らが「与える」「貢献する」立場へと変わるのです。
仕事を通して、お客様、クライアント、取引先の方にどれだけ「喜んでいただけたか」が対価であり、それがお給料になります。
 
こうして立場が変わった時、「あなた」という人が何を与えられるのか?
そう質問されると、まだはっきりと自分が生み出せる価値を定義できない就活生も多いと思います。
特に、専門知識や職人技術を学んできたわけではない人にとっては、一体自分に何ができるのだろう?と考え悩むこともあるかもしれません。
そんなあなたが、これまで勉強してきたこと、経験してきたこと、それをどのように生かすか考え、自らが「与えられる人間」へと成長していくことが、研修で一番大切にしたいことです。
 
 

― 目標に向かう困難の中で、人は磨かれる ―

 
人間的成長を遂げたいと思うならば、目標を持ち、そこを目指した時に訪れる「困難」とどう向き合うかが必要です。
座学で学べることには限界があります。
本当の成長は経験、人との関りの中からしか得られないのです。
 
私自身の体験を振り返らせていただくのですが、新卒1年目で困難にぶつかったことがありました。
どんなことがあったかというと、上司の態度が同期の子と私とで明らかに違い、厳しく接された時期があったのです。
その時の私は社会ってなんて理不尽なんだ、なんて不公平なんだ、と心の中で思っていました。
でも、そんなことを言っても誰も助けてはくれません。
だって、ズバリ言うならば、世の中は「不平等」なのです。
 
ここで「人生は不公平であることを認める」ことがスタート地点であることを学びました。
私は、この考え方ができるかどうかが「出来る人と出来ない人」の違いではないかと思うほど、大切な考え方だと思っています。
何故、これほどまでに大切かというと自分自身の置かれている立場を客観的に評価をすることで、自分がどう戦うべきか、どう生きていくべきかが見えてくるからです。
 
これは、ありとあらゆる面において一緒だと思います。
例えば、恋愛でいうならば、決してイケメンではないのにトークが面白く気が使えるのでモテる子。
例えば、スポーツのサッカーでいうならば、身長が小さくフィジカルが弱くても、戦略に長けリーダーシップがあり世界で活躍している選手。
こんな風に、その人にしかない「強み」や「売り」があって輝いている人がいます。
そういう人は自分の足りない面を悲観するのではなく、正面から向き合い、その上で「自分には何が出来るのか?」を探し続けたのではないかと思うのです。
 
困難や理不尽な環境下で、知恵を絞って身に着けた力こそが、その人にしかない魅力、個性、武器です。
実際に、先ほどの私の実体験においても、困難な環境があったからこそ成長させてもらいました。
もし、その時の一時の「辛いな」という感情で辞めていたら、今の自分は絶対にいません。
そして困難の先にある、仕事のやりがい、感動、喜びにも出会うことはなかったと思います。
 
 

― 眠っている「生きる力」を引き出す ―

 
さて、ここまで書いて「人間的成長」というテーマにぴったりだと思う映画を思い起こしました。
それはスタジオジブリ作品の「千と千尋の神隠し」という映画です。
この物語は、現代を生きる普通の女の子が突然不思議な街に迷い込んでしまうところから始まります。
不自由なく暮らしているのに、生きる意味をぼんやりしか感じられず、ふてくされていた主人公のちひろ。
それが危機に直面した時、本人も気付かなかった適応力や忍耐力が湧き出し、勇気ある行動力を発揮するようになっていきます。
物語が進むにつれ、弱虫だったちひろの目がイキイキとしていき、たくましく成長する姿に、多くのことを考えさせられる映画です。
 
私は、人間的成長とは、こんな風に自分の中に眠っていた「生きる力」が引き出されていくことだと思うのです。
 
このスタートアップ研修でも、そんなメンバーそれぞれの「生きる力」を引き出したいと考えています。
13名それぞれに魅力に目を向けつつ、今はまだ顕在化されていない秘めた「大きな可能性」を拓きたい。
その時は必ず、13名みんながキラキラと輝いて、自分が望む生き方や、希望する就職先に進むことを叶えられるようになっていると思います。
 

《半年後の「なりたい姿」に向けてスタートした13名の集合写真》
 
目標を高く持ったり、何かを志すことで、困難にぶつかることもあるかもしれません。
でも、絶対にみんな、自分で乗り越える力がある。
そう信じた13名のこれからの半年間が楽しみです。

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