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《Daiyuってどんな会社?》 ㈱渕上ファインズ事業本部  副事業本部長 編

  • Category : 社外から見た「Daiyuってどんな会社?」
  • 2021.08.05

こんにちは。
株式会社Daiyuの山中です。
人事担当者として「Daiyu」という会社のことをたくさんの方に知っていただきたいと思って書いているこのブログ。
今回は、社外の方から見た「Daiyuとは?」について書いてみようと、パートナーさんにインタビューをしました。
 
インタビュー内容に入る前に、まず「パートナー」とは一体誰のこと?という点についてお伝えします。
Daiyuという会社は社員のみならず、日頃多くの企業やプロフェッショナルの力があって、結婚式を行うこと、会社を運営することが出来ており、そういった方々のことを敬意を込めてパートナーと呼んでいます。
 
例えば会場を運営するためには、HPをつくる方、銀行さん、会場の設備メンテナンスを行う方、料理の食材を提供してくれる農家さん、広告会社の方。
 
結婚式という事業を行うには、カメラマン、音響、着付け師、ドレスコーディネーター、司会者、フローリスト、引き出物会社…等、
こんな風にほんの一部ご紹介させていただいただけでも、
実に多くの方々に携わっていただいていることが想像できるかと思います。
 

《結婚式は20名以上のスタッフが携わっています》
 
また、「業者さん」ではなく、「パートナー」と呼ぶのはDaiyuが強くこだわっていることです。
それは、代表の宮腰が、Daiyuを立ち上げる前に業界でウェディングプランナーをしていた際に、従来の「元請け会社」「下請け会社」という主従関係では、本当にお客様にとって良いものは生み出せないということを強く感じた経験からきています。
「お金を出す方が指示を出し、お金をもらった側は言われた通りの仕事をする。」
という関係性では、お客様の期待以上のことは起こせません。
 
社内外問わずお互いを信頼し、お客様のためにベストを追求するチームを創る。
一人一人が持つ知恵や技術を出し合える関係性を育む。
そうしたことで、チームにいる人同士の相乗効果がその時、そのメンバーでしか起こせない化学変化を生むと信じているのです。
それが私たちの考える「お客様の想像以上の感動」です。
 
その心は企業理念の、
「私たちはパートナーと共に新しい価値を創り出し、感動を贈ります」という言葉にも込められています。
そして、私自身このことがDaiyuという会社の一番の面白さ、独自性だと思っています。
 
 
さて、「パートナー」についての考え方をお話ししたところで、今回はそんな大切なパートナーのお一人、
藤枝江里子さんのインタビューをご紹介いたします。
 

《株式会社 渕上ファインズ事業本部 副事業本部長 藤枝江里子さん》
 
「渕上ファインズ」さんは福岡を中心に、全国にドレスショップを展開する会社です。
実は、私自身、結婚式の衣装担当をしていただいたのが藤枝さんなのですが、心から良いと思うもののみをおすすめしてくれる、そんなお客様本位で誠実な接客に胸を打たれました。
嘘のない藤枝さんからの「とっても似合ってます」という一言に花嫁として背中を押され、当日は自信を持って婚礼衣裳を着れたこと、今でも鮮明に覚えています。
そんな、大変ご恩のある藤枝さんにお話しを伺いました。
 
山中)—
2016年、渕上さんは萬屋本店の立ち上げプロジェクトに賛同してくださり、そのために鎌倉に新店舗までオープンしてくださったと聞いています。どうしてそこまでしようと思ってくださったのでしょうか?
 
藤枝さん)—
Daiyuさんが自分達の利益の為ではなく
「お客様が本当に感動し、喜ぶウェディングへのこだわり」を追求されているからに尽きます。
それに対する熱意、圧倒的に強い想い、そこに心動かされる。
その景色を一緒に見たいと思ったから、今があります。
 
山中)—
その「Authentique鎌倉店」の店舗立ち上げ秘話、聞かせていただけますか?
 
藤枝さん)—
はい。基本的にドレスshopをオープンするときは、事前に会場側へ会場のコンセプトや件数など確認し、弊社の仕組みの中で品揃えを進めていくんですね。
 
でも、この鎌倉店は違いました。
築200年となる萬屋本店を見たときは衝撃的。
「ここで一体どんな結婚式をするのだろうか?」と疑問があり、単独での仕入れは困難だったのです。
 
そのため、オープン前に宮腰さんや水間さんと一緒にロンドン、パリ、和装は京都、東京に買付に行きました。
実をいうと、取引先の方が買付に同行するというのは、あれもこれも購入しないといけなくなり困ることが多いのですが、
Daiyuさんは「プランナーが心から良いと思ったものだけをおいている衣装のセレクトshop」として私たちを位置づけてくださったので、本当に必要なものだけを買い付けることができました。
そのことで、いらないものは置かないと明確な方針がでましたし、新作に拘ることなく、他店舗に眠っている着物を鎌倉へ持ってきて蘇らせることも出来ました。
 

《Authentique鎌倉店 内装に使用されている壁紙は萬屋本店と同様にロンドンで買付したもの》
 
山中)—
なるほど!確かに始めて「Authentique鎌倉店」を訪れた時、置いてあるドレスや着物の数は厳選されていて、こだわりを感じました。
 
藤枝さん)―
通常会場さんがここまで提携店舗に関わり、一緒に考えてくれることはないです。
「置いてある商品をいかにしてお客様へおすすめするか?」
プランナーと弊社スタッフが一緒に考え、同じ目的をもっておすすめすることができています。
この背景は、私たちが商品を抱えるということの責任を、萬屋本店の皆さんも持ってくださっていることにあると思います。
 
鎌倉店の衣装は本当に価値のあるものしか置いていないのですが、それを提供できているのは、弊社のスタッフがプランナーさんの力を借りてお客様に価値を届けられているからです。
これは弊社の他店舗と比較しても同じようにやっているところはありません。
これは今私が全店舗を見ているからこそ言えることで、テクニックではなく、萬屋本店の皆様と弊社スタッフが力を合わせてやってきた賜物です。
 
山中)—
「Authentique鎌倉店」は2017年、2019年と2度に渡り、渕上ファインズさんの中で半年間で一番優秀な成績、会社貢献をした店舗に選ばれたと伺いました。
すごいことですね!
 
藤枝さん)—
そうなんです!
そして、この結果を出せたのも、Daiyuさんに関わっていたことが大きいと思います。
大きな二つが、台本作成とスタイリング強化でした。
 
実は当時、弊社には接客のスタンダートマニュアルはあるものの、店舗ごとの接客台本はありませんでした。
そこへ店舗ごとの台本を創る意味を教えてくれたのがDaiyuの鈴木さん。
弊社では4年ぶりの台本変更となり、完成までには2ケ月かかりました。
 
また、台本のなかでも萬屋ブランディングという言葉がよく出てきます。
それは、それだけ萬屋本店のブランドイメージ、ここでしか創れない世界観を大切にしているということです。
和装のスタイリングは色遊びと言われ、十人十色のスタイリングができます。
そのような自由なスタイリングが他の会場ではそれで良いかもしれませんが、萬屋本店ではそうはいきません。
そのため、何度も何度もダメ出しをされました(笑)
 
そうして考える中で、スタイリングの基本の基になるパターンを作ることにしました。
スタッフが冒険するのはあと、まずはこの基本のパターンでスタイリングを徹底してやり、それができるようになったらアレンジを加えます。
これをやり続け1年、弊社スタッフのスタイリング力はものの見事に上がりました。
 
通常会場さんがここまで店舗に関わるなんて、私が知る限りありません。
決して規模の大きくない鎌倉店が、社内でもこんなに影響力のある店舗になったこと。
これは、本当にDaiyuさんと共にやってきた店舗だからです。
 
山中)—
確かに、私も事務所でプランナーとドレスコーディネーターさんがお客様のことを熱心に話している姿をよく見ます。
 
藤枝さん)—
Daiyuさんはこだわり、信念をブラさず、やると決めた事にコミットするので、一緒に仕事をしているとすごく「学び」があります。
うちのスタッフも皆さんの姿勢にはすごく刺激を受けています。
 
山中)—
最後に藤枝さんが想う「Daiyu」とはどんな会社か、教えていただけますか?
 
藤枝さん)—
スタッフ同士の関りが本当に濃い会社です。
チームで仕事をするからこそ、その人のことをきちんと知ろうとしてくれる。
今は人間関係が希薄になっている世の中ですが、Daiyuさんには人と人との繋がりの深さ、温かさがあります。
例えるなら、ガラガラっと窓を開けて、覗き込んでくるような(笑)。
そのくらい人に関わる会社です。
 
また、私は代表の宮腰さんとの昔からの繋がりも深いのですが、現在のDaiyuさんは、現場で活躍するスタッフ、若手の方々もみんな、宮腰さんや鈴木さんが大切にしてきたことを受け継いでいるように思います。
パソコン1台、テーブル1つ、数十万円の資金だけでスタートした時期も知っていますから、そう考えると本当にここまで来たことはすごいと自分の会社かのように思っています。
 
理念を追求していくDaiyuの皆さんが、これから先に起こすことに大変興味があります。
そして私たち渕上ファインズも、これからもDaiyuのパートナーとして、たくさんのお客様を一緒に幸せにしたいなと思っています。
 

《萬屋本店の一番最初のお客様の結婚式当日の写真。一番左が藤枝さん》

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