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Daiyuが「飲食事業」を通して世の中に起こしたいこと

  • Category : プロジェクトストーリー
  • 2020.10.10

こんにちは。
株式会社Daiyuの山中です。
 
本日は、Daiyuが婚礼料理・レストラン事業を通し、
世の中にどんなことを届けたいのか。
私たちの想いと今後のビジョンについて、ブログに綴らせていただきます。
 

 
会社が創立して12年。
最初は今よりもっと少人数で、
ウェディングのプロデュースを行ってきた集団でした。
そこから、宮腰が「ここでならば!この人ならば!」
と思える場所、萬屋本店と
そのオーナーである石渡さんとの運命の出会いを経て、
2016年に自社会場 萬屋本店のオープンを叶えます。
 
プロデュース時代にスタッフが培ってきた、
「お客様に本質的な感動を贈るウェディング」。
そこに加え、拘りをつめこんだ、
会場としての「圧倒的なブランディングセンス」。
 
これまでのDaiyuの歴史があり、
この萬屋本店という宝箱が形になったこと、
それは企業として大きな飛躍となりました。
 
その一方で、私たちにはまだまだ、
これから形にしたいこと、
成し遂げていきたい夢がいくつもあります。
 
その中の一つ、会社の挑戦として力を入れているのが
萬屋本店の婚礼料理・レストラン事業を通し、
「食」という分野で新しい価値を贈ることです。
 
前述したように自社会場を持っていなかった私たち。
これまでは、各会場のシェフやキッチンチームに
協力いただく形で婚礼を行ってきました。
そこから自社会場を運営するにあたり
「料理人」という職人の方を
自社で採用することはもちろん、
レストラン運営・メニュー開発、
食材の仕入れ先の提携など、
今まで持っていなかったノウハウを
手探りで進めていくこととなります。
 
そんな試行錯誤しながら進んできた
4年の間には失敗や葛藤もありました。
理念に共感してくれる方の採用に苦戦し
スタッフが定着しなかったり、
ウェディング部門とキッチンの部門の
コミュニケーションが取れなかった時代もあります。
 
しかし、そんな時代を経たらからこそ、
今はっきりとDaiyuが何故この事業を行うのか。
我々にしか届けることのできない価値は何なのかと
明示することが叶うようになりました。
 
ここからは、
私たちが目指すことをお伝えしていきます。
 
 

― Daiyuが食を通して伝えたい「団欒」の大切さ ―

 
「家族団欒」という言葉があるように、
一昔前まではどこの家族も一緒に食事をしながら、
今日一日の出来事を
「話し」「聞く」時間を過ごしていました。
そして、日本人はこういった些細な時間の中で、
家族間の愛や信頼関係を育んできました。
 
・嬉しかったこと、幸せだと思ったことを共有できること
・困ったことがあっても、それを相談できる人がいること
・日々何を感じ、どう考えて行動したのか自分の意見を言えること
・何があっても味方でいてくれる、という大きな愛情を感じること
 
夫婦も親子も、家族だからこそ、
一緒に生活していくことは一筋縄ではいかず、
時に喧嘩したり、反抗したり、
素直になれなかったり、
心配をかけたりとすれ違うこともあると思います。
 
でも、どんな時も人間、
お腹が空かない人はいません。
あたたかなご飯が食べられ、
優しい気持ちに触れたら、心はほぐれる。
お腹と心が満たされたら、
大変なことや辛いことがあっても、
きっと前を見て歩いていける。
そんな風に、大切な人と美味しい食卓を囲むことは、
実は人間が生きていくなかで、
切っても切れない大切なことなのだと思います。
 
しかしながら今は、核家族化が進み、
子供の数も減り、両親が共働きで遅く、
子供だけ一人で食事をするということも
稀ではない世の中になりました。
 
もちろん昔と今は異なり、
ライフスタイルも変わっています。
でも、「食」はただ栄養を取り入れるだけではなく、
心身を豊かにすることのできる行為。
その食を通して、日本の未来を明るくすることも出来る。
結婚式を通して、家族や身近な人との絆の大切さを伝えている私たちだからこそ、「食」を通して団欒の大切さを伝えていきたいと考えました。
 

 
 

― 世の中に「団欒」の輪を広げる ―

 
私たちが行っている婚礼・レストランでのお食事を通して
感じていただきたい、心あたたまる幸福な時間。
その豊かな経験が色濃ければ、
それは「その日一日が良かった」ということに留まらず、
きっと、世の中にもっと「団欒」を増やしていくことに繋がると考えています。
 
「大切な人と一緒に食べるといつもの何倍も美味しいな」
「ここのところ忙しくて両親に連絡していないけど、久しぶりに実家にご飯食べに帰ろうかな」
「こんな美味しい料理、あの人にも食べさせてあげたい!」
 
そんな風に、ここに来てくださった皆さんの心の中に
大切な人を想う時間が増え、
その人と会って話がしたくなる、
一緒に食事をしたくなる
そんな想いを持ち帰ってもらえたら、
日本中あちこちで
「団欒」が連鎖していくことも夢じゃない。
 
私たちのお店に来てくれること以上に、
ここでの体験を通して「団欒」の輪を広めていくこと。
そんなことを起こしたいと考えています。
 

 

 
 

― Daiyuキッチン 大切にしていること ―

 
Daiyuの「食」を通して「団欒」を創れるように、現在のキッチンで大切にしている考え方があります。
 
 
■「かっこいい料理」より「心のこもった料理」
いかにトレンドを取り入れられるか、
写真映えするか、物珍しいかではなく、
我々が私たちが創った料理を召し上がった方に
一番持ち帰ってもらいたいのは
「あたたかな気持ち」です。
 
一緒に食事をした方と
会話が弾むよう提供したいのは、
ほんの少しの驚きがありながらも、
ほっとする優しい味。
 
もともと日本には海も山もあり、
新鮮で美味しい食材に恵まれている国です。
季節を感じられる素材の味が最大限引き出されるよう、
シンプルでありながら繊細な味付けを大切にしています。
 
 
■お客様に届いてこそ料理
「調理して綺麗に盛り付けをして一皿を完成する」
だけでは、私たちにとってゴールになりません。
Daiyuの料理は決して芸術品ではなく、
お客様や召し上がってくださるためにつくる生きたもの。
 
お客様がお食事を召し上がっている表情を確認し、
サービススタッフからお客様のお声を聞き、
戻ってきたお皿をチェックする。
そんな風に、お客様からの声を聞かせていただくことで料理を進化させています。
またキッチンスタッフが自らお料理説明を行ったり、
お客様のお見送りには必ず出ることも大切にしています。
 
 
■「お客様たち」ではなく「お一人お一人」を想う
婚礼料理というと、
「大量調理」のイメージがあるかもしれません。
大勢のお客様に一気にお料理を出すためには、
効率的であり仕組み化できていることが
重要であるのも確かです。
しかし、私たちは料理を召し上がってくださる方を
「お客様たち」と一括りには考えていません。
 
アレルギーのことはもちろん、
お一人お一人に様々な背景があります。
各テーブルの状況に合わせ一番美味しい温度やタイミングで料理をお届けしたり、
お身体を悪くされている方には別メニューを提供したり、
お一人お一人が団欒を楽しめるよう心を尽くします。
 
■生産者さんの気持ちを届ける
拘りの食材で料理するために、
日頃から生産者さんとの
コミュニケーションも欠かせません。
地域の方との交流を図り
美味しい食材の仕入れ先をリサーチし、
直接廉売所に出向き農家さんと話をして、
食材を届けてくれている人を大切にします。
 
農家さんが丹精込めて作ったことを知っているからこそ、
私たちの料理を通じてお客様へお届けできるようにと考えます。
生産者さんの気持ちをカタチにして
届けることができるのも料理人のやりがいです。
 

 

 
 

― Daiyuキッチン これからのビジョン ―

 
最初に書いた通り、
Daiyuの「食」を通しての挑戦は始まったばかり。
ここからは、私たちの想いに共感してくれ、
仲間になってくれる方がどんな人なのかによっても
描ける未来が変わるかもしれません。
ここでは今現在、我々が
こんなことをやってみたい!
と思い描いていることを書かせていただきます。
 
・社内賄い制度
→働くスタッフの心身を豊かにする。
「同じ釜の飯を食う」という言葉があるように
社内メンバーも家族のように苦楽を
共に出来る仲間になっていくと考えます。
 
・農業事業
→今後直売所のやりとりだけでなく、
食材を育てる農家さんへも訪ねていき、
生産者さんとの交流を深めたいと考えています。
その先に、いずれ自分達で畑を耕し、
野菜をつくることにもチャレンジする未来も描いています。
 
・料理教室事業
→技術ではなく、誰かを想うという気持ちを伝える料理教室を開催。
例えば、日頃ご飯をつくってくれるお母さんに向けて、
お子さんやご主人が料理をつくる企画等。
お教室を通じてみんなでご飯を食べる幸せを感じてもらえたらと思っています。
 
その他、既にスタートしている企画はこちらにまとめています▼▼
●家族で過ごす時間を写真に残す ファミリーフォト企画
●家族の節目を祝う お食い初め
●家族の節目を祝う 七五三
●結婚式を挙げた後、家族同士での輪が繋がる 感謝祭
 

 

 
 
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こんな風に、「食」を通して伝えたいこと、
やりたいことがたくさんあります。
今はまだ形になっていないこともありますが、
こういった考えに共感し、
一緒にこのことに突き進んでくれる方がいたら
これからきっと叶えていける。
 
技術や経験は問いません。
Daiyuの飲食事業の可能性を拡げてくれる方に
出会えることを楽しみにしています。

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