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【インターンを受けて知る本当の自分】半年間のスタートアップ研修のレポート

  • Category : プロジェクトストーリー
  • 2020.05.07

こんにちは。
株式会社Daiyuの山中です。
 
ここ数年、新卒採用のために企業がインターンシップを
行うことは当たり前になってきました。
しかし、学生さん側の本音として、
「インターンの多くは企業側のアピールが目的だ」
と感じている方も多いのではないかと思います。
また、長期インターンを体験した学生さんからは、
やらせてもらえるのは誰にでも出来るような仕事で、
アルバイトをすることと大して変わりがなかった
といった感想も耳にしてきました。
 
そんな中、Daiyuでもインターンを行うにあたり、
「学生さんにどんな価値を提供するか」
ということについては、
何度も熟考を繰り返しました。
 
一番大切にしたかったことは
企業側のメリットを考えるより
「学生さんたちの学び・成長」に貢献すること。
そこで考えたのが、人数限定の半年間の研修、
「スタートアップ研修」です。
 
もともと経営者向けの研修会社にて
人材育成・開発コンサルティングを行っていた
弊社取締役の鈴木が講師を務め、
学生さんたちそれぞれの人間力を高める
プログラムを組みました。
 
自分自身のコアな部分や強みを見出し、
今の自分から何段階も上の自分へと引き上げること。
就職活動が本格化する前に、
自らにイノベーションを起こし、
人間性・人間関係を高めることで、
希望する企業へ内定を勝ち取れる自分自身を創ること。
 
そんな本気のインターンシップ、
スタートアップ研修第一期生として、
12名の学生さんが半年間を乗り越えてきました。
それぞれの人生を歩み出した今、
研修内容をレポートさせていただきます。
 

 
 
 
■10月 
内定を勝ち取れる自分へと変わっていくためのスタート

 
研修メンバーが初顔合わせしたのは、10月7日。
これまで単発でのインターンに何度か参加したなかで
「更に学びを深めたい」と思ってくれた学生さんたちが、
関東のみならず、大阪、名古屋、静岡、群馬と
それぞれ地方からも集ってくれました。
 
半年間共にするメンバーですが、
初対面でそれぞれみんなフレンドリーに
笑顔で振るまっているものの、
何となくぎこちない雰囲気。
 
夏のインターンが終わったばかりということもあり、
学生さんたちからは将来のビジョンが
明確でないことへの不安と、
自分が就活でアピールできる強みを
手に出来ていないことからくる、
焦りのような雰囲気を感じました。
 
「就活に向けて自分が納得する道を選びたい。でも、どう頑張れば良いのか分からない。」
そんな心の中にある不安を悟られないよう、牽制しあう。
そんな研修のスタートでした。
 
初回の研修で自分自身のことを客観的に見つめ、
これから本当に自分のなりたい姿との差を知ったこと。
それをを手に入れるためへの必要なカリキュラムを知り、
そのプログラムの本気さに少し尻込みしつつ、
それでもみんなが掴みたい!
そんな風に目を輝かせていました。
 

 
 
■11月~12月 
自分を正面から見つめることで、ぶつかる壁

 
メンバーの関係性が変わっていったのは
研修を初めて1ヶ月経った頃。
研修では毎日メンバーのみに公開する
日誌を書くことをプログラムの一つにしていました。
最初はみんなにどう見られるのか
気にしながら書いていた日記も、
徐々にそれぞれの本音が出てくるように。
 
例えば、学校の友人関係で誤解が生じ悩んでいること、
家族とすれ違ってしまっていること、
目標にしていたTOEICの点数達成へ向けて
日々もがいていること等。
自分以外はみんな自信があるように見えていたところから、
本当はそうではなく一人一人が日々壁にぶつかったり、
悩んでいることを知り、
メンバーそれぞれの心が
オープンになっていくような期間でした。
 
メンバーがグループに分かれて行う
WEBを使ってのMTGでは、
自分が今まで人知れず悩んでいたこと、
本当に掴みたいもの、
どんな自分を手に入れたいのか、
本音が出てきました。
 
いつも明るく笑顔なメンバーからは
「他人の目が気になってしまい人の顔色を窺っていた。でも、思っていることを言い合える、そんな心からの親友が欲しい。自分を守ること以上に、誰かに本気で関わりたい!」
という言葉。
 
頭が良くクールに振る舞っていた人からは
「失敗するのが怖くて、本当は自分が挑戦してみたいことにチャレンジする勇気がなかった。でもそんな自分を変えて自信をつけたい!」
という言葉。
 
様々なインターンに行ったり行動派だったメンバーからは
「人に弱音を吐くのが苦手で、強がってしまっていた。いずれ起業する夢があるからこそ、人に協力してもらえるような人間になりたい」
という言葉。
 
今まで、弱いところを見せたくないと
誰にも言えなかったこと。
そんな自分にも真正面から向き合って、
一歩踏み出したことで、
メンバーの関係性は大きく変わってきました。
 
それぞれの葛藤や苦悩を知ることで、
「なんとかその人に力になりたい」
そんな風に思い合うようになっていったメンバー。
自己開示できたことで、みんなの顔つきも大きく変わり、
本音で自分の課題、自分の将来について
話し合っていける関係性がつくられていきました。
 

 

 
 
■1月~2月
自分の弱みを乗り越え、強みに磨きをかける 

 
いよいよ年明けからは、本格的な就活に向け、
企業を絞っていく期間となります。
早い企業では徐々に選考も始まっていく
シビアな時期へと突入していきました。
真正面から自分に向き合い、
今の自分を越えるために必死になるメンバー。
 
時には、自分で決めたことを
諦めそうになるメンバーもいますが、
そのたびにメンバー同士で、
「本当にそれでいいの?」と声を掛け合います。
 
お互いの心の中に「こんな自分を手に入れたい!」
という強いがあることを知っているからこそ、
その人にとって本当に必要なことをサポートし合う。
心の底から誰かを想うことは、
決して上辺だけで励ましあう関係ではないことを知る、
そんな時間でした。
 
また、その人にとって自分の弱みを
克服することはもちろん、
自分が「当たり前のことだ」と思っていたことが、
実は自分の長所に繋がっていたことにも
気付いていく時間になります。
・自分の想いを物怖じせず伝えることが得意
・冷静に物事を俯瞰して判断することができる
・その人がいるだけで場が明るくなり和やかになる
・困った時、周囲の人に力を貸してもらえる才能がある
・次の研修予定などをまとめて発信することが得意
 
自分では普通だと思っていたことが、
実は他の人からすると難しいことだったりもする。
こんな風に、自分自身では当たり前に行っていたこと、
なんでもないことの中に、
「あれ?他の人より得意なのかもしれない」といった
自分だけの素質を見つけて出していく時間になります。
 
そんな風な気付きと、
自分自身の人生の棚卸しをする
自己分析の時間を合わせることにより、
【自分が一体どんな人間なのか】
それを見つけ出していきます。
 
そして、その見つけたものに磨きをかけ、
自分の揺るぎない武器として持てるようにすること。
こうして自分自身の市場価値を上げていけるよう、
それぞれが奮闘した年明けでした。
 

 

 
 
■3月
それぞれの道へ

 
半年間、月に一度通ってくれたプログラムも
最終回を迎えます。
最初は、自分が何をしたいのか、
自分には何があるのかに悩んでいたメンバー。
半年間自分と、そして一緒に研修を行う仲間に
本気で向き合って関わってきたことで
見えてきたものがありました。
 
自分が将来をかけて成し得たいミッションを見つけ、
ビジョンを描けるようになったメンバー。
また半年間の講義の中で、今までの意識が変わったり、
どのように目標を達成していくのかといった
考え方も学んできました。
最終回ではメンバー同士が手紙の交換を行いました。
 

 

 

 
ここで学生さんたちからの半年間を終えての、
感想の一部をご紹介します。
 
【心から向き合える友達、自分を信じる心を手に入れる】
勇気を出して参加して本当に良かったです。
今までの人生で私がずっと欲しくて届かなかった
「心から向き合える友達」と
「自分を信じる心」を手に入れることができました。
これを手に入れるためには強い意志と継続力が必要で、
簡単なことではありませんでした。
しかし、今はそこを乗り越えることができ、
自分の人生を大きく変えれたことに誇りを持っています。
苦手だったプレゼンを克服し、
今は選考でも堂々と自分を話せるようになりました。
 
【目指すべきものに向かい、努力したからこその内定】
今までの就活は自分の中で
ピンとくる企業を見つけられませんでした。
その時は自分がどうして興味を持てないのか、
その理由さえも理解できていなかったと思います。
研修で、企業とのマッチングシートや
ビジョンシートを書くことで
将来私がやりたいことは何なのか。
そのために今の私には何が必要なのかが
明確になったことで、
半年間、自分の進むべき道に対して
努力ができたからこそ、
行きたい会社の内定を掴めたのだと思っています。
 
【立ち止まって考えた先にある、留学という決断】
研修に参加したことで、自分が今まで
受け身の人生を送ってきたことに気付きました。
半年間、そんな自分を見つめ直すことは
簡単なことではありませんでした。
しかし、このままの自分で
なんとなく就職して働いていく、
そんな人生でいいのだろうか?
そう思った時に、私は就活を辞め、
一年留学をしようという決意をしました。
今までの自分だったら、こんな風に
自分の心に素直になって
生きることはなかったと思います。
 
 
こんな風に、それぞれがそれぞれの決意を胸に、
人生を歩き出しました。
就職はゴールではありません。
彼女、彼らの人生はスタートしたばかり。
 
今後は、メンバーたちがこの研修を経て、
実際にどのような道を辿っているのか。
インタビューをしてきますので、お楽しみに!!

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