場所じゃない、
誰とやるのか?
何をするのか、どこでするのか?よりも、
そのことを誰とやるのか?で物事を判断していきたい。
何をするのか、どこでするのか?よりも、
そのことを誰とやるのか?で物事を判断していきたい。
物事を判断するときや何かを動かす時に大事にしている考え方です。Daiyuの前身でコンサルティングを請け負っていたとき、女性経営者から「なんとかこのお店を成功させたい。そのためにウエディングをこの場所で行いたいから力を貸してほしい」と依頼がありました。その方の強い想いに共感し、私たちが力になれるならばと思いDaiyuを立ち上げました。自社の利益が上がることや、会社が大きくなることを目的に、そのための方法を選択するのではなく、誰と何を成し遂げ、どんな景色を見たいのか?を考え事業を選択してきました。時には、提携する会社の規模で選んだり、場所や建物を理由に選んだりするときもありましたが、そうしたとき結局は長続きすることはありませんでした。
いいと思う物や事、目指すゴールに対して、心から共鳴する人と組んでいきたいと考えています。「共感」ではなく「共鳴」という言葉が一番当てはまります。共感は同じように感じることができる。賛同できるというニュアンス。共鳴とは、そこに自らの意志が内包され、そのために自ら行動しているというニュアンス。共鳴はお互いに主体性がありますが、共有ではどちらかが主体であり、どちらかが受身の姿勢になってしまいます。それではせっかく同じ目的で事業を行うのに、双方に温度差が生じてしまいます。私たちは、双方がその実現に主体的となり、感動をより生み出すことにコミットするためにも共鳴する方と組みたい。
そうすることで新しい価値観を世の中に発信していけるのだと思っています。この共鳴は、萬屋本店で結婚式を挙げて下さる新郎新婦様も感じてくださり、萬屋本店の理念に共鳴しますと仰ってくれます。壁紙がかわいい、ランプがかわいいという以上に、その物を選んだ理由、背景を感じ取り、そんな想いを持った人や会場と一緒に結婚式を創っていきたいと会場決定の理由にしてくださっています。会場側が新郎新婦様にここを使ってくださいとお願いをして、会場を決定いただくスタンスを取るところが多いですが、お互いが主体性を持って作り上げる結婚式は格段の感動が生まれていくものと私たちは信じています。
自社会場一号店目である萬屋本店のオーナーさんとお会いしたとき、オーナーさんが仰っていた言葉が印象的でした。「長谷寺の門前町でずっと商いをしていたのが萬屋本店。自分たちがこの場から離れたとしてもこの場所を後世に残していきたいんだ」と。
かつて鎌倉市市長を務められ、200年に渡って長谷を守ってきた石渡氏は、ご自身の利益を考える以上に強い信念をお持ちでいらっしゃいました。そんな想いが互いに共鳴したからこそ、難しい条件面をクリアし、奇跡的にグランドオープンを迎えられた。
1.細部にまでコンセプトが行き届くようにデザイナーの黒崎氏とブランディングの打合せ。 2.扉の微妙な色味までこだわりの仕事をしてくれた職人さん。
3.萬屋本店のオーナー 元鎌倉市長 石渡氏 4.大正浪漫をデザインコンセプトとし、それを表現できるオリジナル家具を設計。 5.昔懐かしさと今っぽさの中にオリエンタルの要素を組み込むHPデザインの打合せ。
6.ライフデザインラボラトリー 設計士 稲垣氏 難しい許可申請に尽力してくれた方
参照:萬屋本店
「それは美しいもてなしが許された場所」
神奈川県鎌倉市長谷2-11-46
https://yorozuya-kamakura.jp/