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本当にためになる自己分析・企業研究の方法とは?

  • Category : 就活体験記
  • 2021.08.09

こんにちは、株式会社Daiyuの山中です。
就活体験記、3人目の登場となるのは明治学院大学に通う松崎涼音さんです。
涼音さんが就活を通して学んだものは何だったのか?インタビューをしました。
 
――就活期間、涼音さんにとって変化が起きたことはありますか?
これまでの私は、自分の価値はテストの点数や、大学名、部活の成績、どれだけ有名な企業に就職できるかということで証明していくものだと思っていました。
だから、努力することを大切に思ってきたのですが、頑張っても「自分よりすごい」と思う人に出会うと、自信を失くしてしまうこともありました。
 
しかし今では当時の自分からは想像できないような自分になりました。
それは就活を通して「私は私。自分が大切にしたいものを、大切にできる人生を生きる」という覚悟を持てたからです。
何故そうなれたのか、これからの就活生のためにお話しできればと思います。
 

《涼音さんのまっすぐな想いに、代表やメンバーの心が動かされ見事掴んだ内定。涼音さんのプレゼンからは強い意志と自信が感じられた》
 
――涼音さんが変わったキッカケを教えてください
大きく2つ、私にとって大切だったことがあります。
1つ目は、自己分析をして自分の大切にしたい軸を持つこと。
2つ目は、その軸を置いた上で企業研究を行うことです。
 
就活生ならば「自己分析」と「企業研究」は誰でも行っていると思います。
でも、一般的なやり方で終わらせるのではなく、周囲から「そこまでやるの?」と驚かれるほど、徹底してやりきったことで分かったことがありました。
 
 
――まず、その自己分析のポイントを教えてください。
私はアルバイトでカフェの接客をしているのですが、常連さんの好きなメニューを覚えたり、お客様のちょっとした仕草や言葉からその人が喜ぶようなことをすることを大切にしていました。
自分が気付いたことで、お客様に喜んでいただけることが何よりも嬉しく、アルバイトに夢中になっていました。
そんな体験を通し、「人に喜んでもらうことが好き」「マニュアルではなく、その人、その人に合わせたおもてなしをしたい」ということを就活の軸にしていました。
そして私は就活当初から「おもてなし」というワードで業界を探し、そこからCA、ホテル、サービス業を中心に会社を探してきました。
 
しかし、Daiyuのインターンシップで「何故あなたはその人に喜んでもらえた時、嬉しかったの?」と聞かれた時、言葉に詰まりました。
そこから数日考えてみた時、自分にとって「おもてなし」は、相手の方に「あなたは大切な存在です」とお伝えしていることとイコールだと気付きました。
私自身、周囲の人に興味を持って話しかけてもらえると嬉しい気持ちになります。
人生で嬉しかったことを思い返してみても、友人から「すずは大切な存在だよ」と言われたり、困った時にすぐかけつけてくれる人がいることで「私は愛されているんだ」と実感できた時だったと思います。
私は、自分がされて嬉しいと感じることを、相手にもしてあげたかったのです。
だからこそ「おもてなし」という言葉に惹かれていたのだと分かりました。
 
通常の自己分析だったら、ここまでの気付きで探求を終えていると思います。
しかしながら、この後もう一度もらった質問がきっかけとなり、私は更に自分の想いに目を向けることになりました。
それは、「人から大切にされていると感じることが嬉しいという想いは、どこから来ているの?」という一言でした。
 
ここから、私は自分の人生の中の、良かったこと悪かったことの全てに目を向けてみようと思いました。
就活のための自己分析だと考えると、自分にとって誇れる出来事や自慢できるようなことを探さなければという気になってしまいます。
そうではなく、自分に湧き上がる気持ちの源がどこにあるのかを、純粋に知りたいと思えたのです。
そうして振り返った際に、ここだと気付けた原点は幼少期の体験にありました。
 
私の両親は厳しく、子供の頃は頑張ってもあまり褒められた経験がありませんでした。
そのことで「自分は愛されてないのではないか」と感じていた時もありました。
 
そんな時、家庭科の授業で「自分が生まれた日」のビデオを家族で見ることになりました。
そのビデオには、両親が私を抱いている嬉しそうな顔、私に名前をつけてくれた時の背景、どんな願いを込めたのかが映されていて、その時にこれまで感じたことのないくらい大きな幸福感でいっぱいになったことを思い出しました。
私の家ではアメリカのホームドラマのように「愛しているよ」なんて言葉をかけ合う文化はありません。
でも、ビデオに映っている二人の表情は、言葉よりも多くのことを語っていました。
「私はこの二人に誰よりも愛されて生まれてきて、愛されて育てられた」と知れた瞬間でした。
それからは、両親から厳しく言われても「私の事を想っているから言ってくれているのだ」と安心感を持てるようになったと気付きました。
 
これまで、自分の家庭環境のことを人に話したことがなく、あえて振り返るようなことではないと思っていました。
どちらかというと目を背けたい過去になっていた幼少期の思い出に、私にとって大切な気付きがありました。
そして自分の原動力、パワーの源を知れた時、自分でもびっくりするほど勇気が湧いてきました。
 
私自身の経験を通し、「人は誰しも、誰かに愛されている、大切な人である」ということを強く信じて生きていきたいのだと気付きました。
そして、社会人になったら、こんな想いを誰かに届けられるような生き方がしたいと思いました。
 

《就活のためではなく、自分のルーツを辿るために行った自己分析のメモ》
 
 
――企業研究のポイントはどうでしたか?
企業研究を何のためにするのか?と聞かれた時、私は受ける業界や気になった会社の情報をできるだけ多く集め、比較できることが重要だと思っていました。
それは選考では「他社と比べ〇〇な点が御社を志望する理由です」と伝えることが求められていると思っていたからです。
また、その会社の社風を知り、受かりやすい人がどんな人なのか、何が求められるのか、そういった情報を集めることに必死で、それが企業研究だと思っていました。
 
しかし、この考え方は「内定を掴むため」になっていて、本来大切な働いた先のことを見据えたものではなかったと思います。
私は先ほどお伝えした自己分析を行ったことで、「自分の軸」を置いた上で企業ごとの違いを知る研究の仕方にシフトできました。
 
例えば、私は先ほどの自己分析で見つけた大切な軸から派生して、「自分にとって大切な人が集まる瞬間を創りたい」と思ったから、結婚式の仕事に興味を持つようになりました。
しかし「結婚式」を行う会社といっても、企業によって理念や考え方はかなり違います。
一つ一つの企業をフラットに見て、具体的に何が違うのかを明確にするため、一覧表にまとめました。
 

《企業ごとにどのような価値観をもっているのかを調べ、一覧表にした涼音さんの資料。記入内容は企業HPに書いてある内容をそのまま写すのではなく、実際に会社説明会を受けたり、社員の人と面談をしたり、現場見学に行って感じた解釈》
 
これまで私は「この企業がとてもいい!」と思うと盲目になり、他の企業が目に入らなくなってしまうタイプでした。
そして「何でその企業がいいの?」と聞かれると、直感で「いいと思ったから」としか返せず、しっかりと志望理由を言語化できていませんでした。
そのため、周囲からは「本当に大丈夫?」と危うい印象を持たれていたと思います。
 
それが企業研究を丁寧に行ったことで、どの会社にも素晴らしい理念や大切にしていることがあることが分かりました。
そして、どの会社も企業努力をされ、実際にそれを叶えていることも知りました。
その上で「良い結婚式は何か?」「そのゴールはどこか?」が企業それぞれに異なり、それを叶える仕組みや結婚式の創り方に違いがあることを学びました。
そして、その違いが私にとって大切な部分だと分かったのです。
 
私の場合の重要となったポイントは「ゲストとの繋がりを大切にしている結婚式を創れるか」「お客様の人生に一歩も二歩も踏み込んで、その方にしかない結婚式ができるか」「理念が浸透し、チーム全員で同じ方向を向けるか」といった3点でした。
 
漠然と会社を良い悪いで判断したり、イメージのみで決めつけるのではなく、論理的に整理できたことで自分が「これだ」と思うものへの確信度合いも圧倒的に強くなりました。
先ほどの3点を重視した時、自分が創りたい結婚式を叶えられるステージがDaiyuだと自信を持って思うことが出来ました。
 
これにより、「志望理由」は会社を比較してどこがいいか悪いかを語るのではなく、自分の考えとどの部分が共感する部分かについて語れるようになりました。
 
 
――就活生に伝えたいメッセージはありますか?
私が今まで自分に自信を持てなかったのは、世の中や誰かに「選ばれる」「評価される」側の受け身の生き方をしていたからだと思います。
実は、私は子供の頃から就活当初まで、CA(キャビンアテンダント)になることが私の夢でした。
当時の私は正に「〇〇会社のCAっぽい雰囲気のメイクは?」とか「〇〇企業に受かる人はどんな人?」とか、その会社が求める像を探しては、自分をそれに染めていくような頑張り方をしていたと思います。
だから、夢を描いている一方、いつも自分がそこに選ばれるかどうか不安で、周りの人と比較していました。
 
今振り返ると、自分の人生なのにも関わらず「主語」が自分の外にありました。
「自分がどうしたいか」ではなく「自分がどう見えるか」といった人生だったのです。
 
しかし、自分の軸、Daiyuでは「ミッション」と呼ぶ軸を見出せたことが、自分の生き方を変えました。
CAを目指していた当時の自分がいたから、努力できたこともたくさんあります。
しかし、かっこいいCAになるといった像が先行し、なったあとにどんなことをしたいのか、どんな活躍をしたいのかまでは考えていませんでした。
 
「自分は一体何のために働くのか?」原点に立ち戻ったことで、当初描いていた夢とは大きく変わることになりました。
回り道をしたけれど、最終的に自分の気持ちに正直になって見出した道だから、これからはきっとどんなことがあっても頑張れると思っています。
 
選考の時、自分のミッションを話す機会があったのですが、初めて話した自分の気持ちに「感動した」という言葉をもらえました。
自分の心の底からの気持ちを伝えれば、人の心を動かすことができる。
それが分かった瞬間でした。
 

《左側が就活当初の自信を持てなかった時期。右側が自分の軸を見つけ、将来の夢を堂々と語れるようになった姿。自信を持てたことで表情も大きく変わった》
 
もちろん「就職活動」は企業に選んでもらわなければ入社できないので、シビアな現実と直面する期間です。
しかし、私たちも自らの軸で人生を「選択」していくことが出来ます。
まずは、恐れずに自分自身が心からやりたいことを見つけてください。
私は強い想いを持てた時、「会社に入社する」以上に、「そこでどんな自分になりたいか」を自然に考えられたと思います。
私が、私にしか歩めない人生を歩き出すことができたように、自分自身の道を見つけてほしいです。

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