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 【もてなし組の舞台裏】 新卒の挑戦と奮闘の記録

  • Category : 結婚式の舞台裏
  • 2021.02.01

こんにちは。
株式会社Daiyuの山中です。
 
今回は青山学院大学の大学院を卒業し、
今年新卒で入社したスタッフ、
青木均之君についてブログを書かせていただきます。
スタッフからは「ヒトシ」と
下の名前で親しまれているので、
ここからはそのように書かせていただきたいと思います。
 

《萬屋本店 Service staff 青木均之》
 
 
ヒトシが入社した2020年は、
これまでの4年間パートナー会社さんに
委託していたサービス部門を、
自社化すると決めた挑戦の年でした。
そのプロジェクトの一員として
白羽の矢が立ったのがヒトシ。
 
婚礼サービス・レストランにおいてお店の顔となり、
お客様との関係性を築く重要なポジションへの配属。
マニュアルでは為せない、
心を届けるおもてなしを追求すること。
そして、キッチンやもてなしスタッフと連携を取り、
常に変わっていく状況に置いても、
一人一人のスタッフが目の前のお客様のために
何が出来るか?と
自走出来るチーム創りが必要とされます。
 
会社のステップアップを担い、
奮闘してきた10ケ月の軌跡を、
インタビュー形式でご紹介させていただきます。
 

《10ヶ月前、入社式での全員集合写真》
 
 
―4月に入社し、まずはどんなことがありましたか?
入社してすぐ、コロナウィルスの影響があり
国の緊急事態宣言を受けたことで、
お店が営業自粛という事態になりました。
 
そんな中で、僕と上司、
サービスマネージャーの綾菜さんとの日々が
スタートしました。
誰もいない店内で、来る日も来る日も接客ロープレ、
お皿の持ち方やワインの注ぎ方の練習に励む毎日。
毎週綾菜さんには実技テストをしてもらっていたので、
そのために毎朝早く来て出勤し、
ひたすら教わったことを練習しました。
 
今振り返ると、この時期、
自分の周りの友人には仕事がなくなった人もいました。
そんな中、何も出来なくても出勤させてもらえる有難さ、
そして会社の全スタッフが
営業再開に向けて励む姿にパワーをもらい、
少しでも早くお役に立てるようにと思っていました。
 
そして、何より「お客様が来てくださる」
ということが当たり前ではなく、
どれほど有難いことなのかを教えてもらった期間でした。
 
技術面の向上はもちろん、
大切なお客様を接客する上での心構えも含め
営業自粛期間が僕にしっかりサービスマンとしての
準備を整えさせてくれたと思っています。
 

《実技テストを行う様子》
 

《自粛前、内定者時代には奇しくも上司の綾菜さんの結婚式のサービスを担当していました》
 
 
―自粛が明け、ついにレストラン営業再開。実際の現場はどうでしたか?
有難いことに「少しでも萬屋本店さんの力になりたい!」
と今まで結婚式を挙げてくれた新郎新婦様や、
近隣のリピーターさんが大勢お越しくださいました。
想像以上に順調にレストランが賑わったため、
問題となったのは実際の僕のサービスです。
 
やっとお客様を迎えられた嬉しさの一方、
現場経験ゼロの僕にとっては
練習通りにはいかない大変さにぶつかりました。
今まで何度も練習してきたはずなのに、
咄嗟に反応できないことや、
良かれと思ってやったことで
逆に失敗してしまうこともありました。
 
 
―そういった時、どう意識を変えていたんですか?
今でも継続していますが、
とにかく毎日教えていただいたことのメモを取りました。
そして、後からそれを読み、
「何が悪かったのだろうか?」
「どうすれば良かったのか?」
と考える時間をとっていました。
 
家の裏の海で黄昏たり、
休みの日に一人でドライブしながら
考えていた時もありました。
 
何通りもシュミレーションをすることで、
突破口になることが分かることもあれば、
正直、そこまでしても答えが分からない時もありました。
 
でも、結局最後は
「仕方ない!また明日から頑張ろう!」
に行き着くんですよね。
 
多分そう思えたのは、
綾菜さんが見ている目線は持てるようになるには
一歩ずつ階段を上がるしかないのだと分かったからです。
お客様は年齢、性別、その時のシチュエーションにより
本当に様々な人がいらっしゃり、
おもてなしをする上で正解はない。
だったら、お客様の目の前に立った時、
今よりもっと自分の尽くせるベストな選択肢を
一つでも増やしたいと考えるようになりました。
 

《二人三脚で歩んできた綾菜さんとのツーショット》
 
 
―その後、どんな変化がありましたか?
お客様のためにも、綾菜さんのためにも、
一刻も早く自分がサービスマンとして成長したい!
と思いました。
営業をしていると勤務時間は
怒涛のように過ぎていってしまうので、
家に帰ってからや、
休みの日にいろいろ勉強をするようになりました。
 
自分自身の言葉遣いや所作の練習はもちろんですが、
毎週ワインを買って知識を広げたり、
勉強を兼ねてキッチンマネージャーの亮さんに
教えてもらった有名店に食事をしに行ったりもしました。
顧客体験をすることで、自分もこうしたい!
こんなおもてなしができるようになりたい!
ということがたくさん学べました。
 
また、すごく良かったのは、
キッチンスタッフと一緒に
鎌倉市農協連即売(レンバイ)の朝市に同行させてもらえたことです。
 
活気ある朝市に並ぶ新鮮な野菜はピカピカと光っていて、
これは絶対に美味しい!
ということが目で見ただけでも分かります。
また、僕にとっては、
初めて萬屋本店のキッチンスタッフが、
農家さんたちとのコミュニケーションを
どれだけ大切にしているのかを
目の当たりにした瞬間でもありました。
 
その時、亮さんが単に食材のことを聞くだけでなく、
どんな手間暇をかけて育ててきたのかと
生産者の想いに耳を傾ける姿に感動しました。
 
職人さんが、その想いを
「美味しく調理してお客様に届けてあげたい」
と料理に変えるならば、
僕が出来ることはそこに込めた想いを
お客様までお届けすることだと思ったんです。
 
レンバイに行ったこことをきっかけに、
食材、調理法、調味料、盛り付け方など興味も広がり、
知れば知るほど奥の深さを感じました。
そして、その好奇心は自然と
お客様にもお伝えしたいという気持ちに変わり、
お客様とのコミュニケーションが
楽しくて仕方なくなっていきました。
 
今振り返ると、
「目の前のことに精一杯」だったところから
少し視野が広がったのは
この気持ちを持てたことが大きかったと思います。
 
実は、それまで、
「アミューズ」という最初の一皿だけは
僕はサーブを担当することが出来ませんでした。
キッチンからお客様へ向けた
「名刺代わり」になる一皿は、
その日仕入れた鎌倉野菜や、
季節に合わせた食材を使用する拘りのつまった内容。
お店の印象が決まる大切な一皿だからこそ、
まだ自分の接客では信頼してもらえなかったんです。
 
それがある日、ついに亮さんに
「ヒトシ君、アミューズお願いします。」と
名指しで呼んでもらえる日が訪れました。
僕は思わず心の中でガッツポーズ。
厳しくも優しく、
自分のことを見てくれている人の存在は嬉しく、
もっと頑張ろうと思える瞬間でした。
 

《キッチンスタッフに同行し、レンバイで鎌倉野菜の勉強》
 
 
―仕事をしていて嬉しかったこと、やりがいを感じることはありますか?
最近では、なんとレストラン予約サイトで
「男性のサービスマンの接客がとても良かった」
といった言葉や
「お料理に込められた想いを丁寧に伝えてくれ、こだわりが伝わってきました」
といった口コミをお客様に書いていただけたんです。
ただ、来てくれたお客様に喜んでもらいたいという想いが
こんな形で返ってきたのは、
僕にとってとても嬉しい出来事でした。
 
また、社内のことなんですが、
休みの日に代表を含めたスタッフのみんなが
我が家に遊びにきてくれました。
実家は代々漁師の家系なのですが、
今は父親がお客さんを海釣りに
お連れする仕事を行っています。
そこで皆さんのことも、釣りにお連れしたんです。
 
海で魚をとったり、
近隣の農家の新鮮な野菜を食べてきたことは
自分の心と身体を育んできたルーツ。
自分にとっては大切な人と共に、
自然が恵んでくれた食材を食べている時が
一番幸せを感じる時なのかもしれません。
 
自分の中にそういった想いがあるからこそ、
お客様の喜ぶ顔が何より嬉しいのだと思うのと共に、
飲食事業を通して世の中に届けられる
幸せの深さも感じています。
 

《休日にスタッフ同士が集まり海釣りへ》
 

《ヒトシの実家の船、青木丸に乗って海に出ました》
 
 
―これからはどんな挑戦を考えていますか?
現在は婚礼でのキャプテンデビューを目指しています。
婚礼は同じ時間に多くの人が一気にいらっしゃるので、
どんなに頑張っても僕自身の成長だけでは力不足となり、
チームのマンパワーが必要だと考えています。
 
進行通り、時間が押すことなく
進めなければならないのは当たり前。
それでも、結婚式に来ているゲストの方は
新郎新婦様にとって、お一人お一人が大切な人なので、
最大限のもてなしを追求するために
日々試行錯誤しているところです。
 
お客様のことを想う気持ちが溢れる
新しいスタッフも増えたので、
チームで感動を送れるように
頑張っていきたいと思います。
 

《いちメンバーだった内定者時代の写真。今はチームを動かす側のキャプテンデビュー目前となった》
 
―10ヶ月間の日々を振り返り、どんなことを思いますか?
僕は大学院を出ているので、
それを聞くと「頭が良いんだね!」
なんて仰ってくださる人もいるのですが、
本当は器用な人間ではありません。
何をやるにしても初めてのことはすんなり出来ないし、
人より時間をかけ、
工夫をしなければ結果が出ないんです。
 
そのため、動きにそつがなく、気が利き、
スムーズにお客様とコミュニケーションを取れる、
そんな理想のサービスマン像と自分を比較しては、
「なんて自分は向いていないのだろう」
と思った時もありました。
 
それでも、この10ケ月間、
思考錯誤しながら進んできた日々の中で、
まずは純粋に目の前のお客様を想うことの
大切さに気付きました。
どんなサービスマンかではなく、
お客様のお顔を見て、その方お一人お一人のために
出来うる最大限を行うこと。
スマートさより、心を込めたおもてなし、
それが僕が出来ることだと思っています。
 
たくさんのお客様の笑顔や、
「今日ここへ来て良かった!」の一言が、
僕に大きな自信をつけさせてくれました。
 
この経験は、たくさんのスタッフに教える立場になった
現在にも生きています。
最初から完璧に出来る人なんていない。
でも、「出来ない」と自分で思わず、
「やる」と決めれば何だってやれるのだと思います。
自分も一歩ずつの歩みに時間はかかっても、
ふと振り返った時、
予想以上に遠くへ進めていたことに気付く瞬間がありました。
 
これからも、自分の可能性、
そして、一緒に働くチームみんなの可能性を
大きく描き、そこへ向けて
まっすぐに進んでいきたいと思います。

ブログ|鎌倉の歴史的建造物での結婚式・レストランならDaiyu.inc